2018/09/14

Vol.01

はじめまして。
MiNT日本総代理店ビーハーフ株式会社のブログ担当小皿(こざら)と申します。
この度はご登録頂き有難うございます。

 

本ブログは、MiNT製品の最新キャンペーン情報やブログ会員限定の特典イベント、そして製品に関する開発裏話、製品レビュー、撮影テクニックなどを、ご登録頂きました皆様にいち早くお届けするために立ち上げました。定期的に更新しますので、何卒宜しくお願い致します。

 

まず初回ということで、「MiNT」と「InstantKon RF70」の開発裏話について少しお話します。

 

MiNTは2009年に香港で設立されたカメラメーカーです。
長年インスタントカメラの研究と開発に専念し、前身はポラロイドのインスタントカメラとアクセサリー等の販売と修理をメインに行ってるインスタントカメラの専門店です。現在も人気の高いヴィンテージインスタントカメラポラロイドのSX-70合計10,000台以上をリペアやカスタマイズした経験から「過去から継承した優れたモノを守るだけでなく、そのノウハウを独自に研究し、今までにないインスタントカメラを作りたい」という想いを込めて、2015年に世界初の二眼レフのインスタントカメラ「InstantFlex TL70」を発表し、世界から注目を集めました。

 

 

なぜ、二眼レフの次は「InstantKon RF70」

 

今回MiNTの新しいカメラの名前は「InstantKon RF70」です。ぱっと見少し変わった名前ですが、実は名前にいくつの意味が含んでます。

「Instant」はインスタントの意味です。「Kon(コン)」はドイツのツァイス・イコン社が1929年に発売された「世界初のスプリングカメラ(俗称:蛇腹カメラ)」と呼ばれているカメラ「イコンタ(Ikonta)」からのインスピレーションです。「RF」はレンジファインダーの意味で、「70」はMiNTの原点となるポラロイドの名機SX-70の「70」です。
つまり、「InstantKon RF70」はレンジファインダーを搭載した蛇腹式のインスタントカメラという意味となります。

 

もちろん、機能はこれだけじゃないです。「InstantKon RF70」のもう一つ大きな特徴は、ワイドサイズ(86mm×108mm)のインスタントフィルムで写真を撮ることです。

 

なぜ、ワイドサイズ

MiNTがインスタントカメラの市場では通常のインスタントフィルムを使用するカメラの種類に比べ、ワイドサイズのほうがかなり種類が少ないことを気づきました。ワイドサイズのインスタントフィルムで本格的な写真撮影に使えるフルマニュアル式のインスタントカメラがあれば絶対に市場があると信じ、約2年半前(2016年の春頃)から「InstantKon RF70」の研究と開発をし始めました。

 

でも開発の前に、MiNTには一つ分からないことがあって、なぜ各メーカーが新しいワイドサイズのインスタントカメラを発売しないのだろうとずっと考えていました。その理由は「InstantKon RF70」を開発し始めてからやっと分かりました。

 

ワイドサイズのインスタントフィルムで本格的に写真が撮れるインスタントカメラを作るために、膨大な時間と労力とコストがかかります。そして、想像以上にかかりました。機能をシンプルにして、プラスチック製の魚眼レンズをつけて商品化するという選択肢もありますが、それはMiNTが目指している目標ではないです。

 

MiNTが「InstantKon RF70」のビジョンについてこう語りました。
『「RF70」みたいなカメラは、なるべくコンパクトで持ち運びやすくて折り畳み式がベスト。レンズは品質の良いガラス製レンズが必要。ポートレートの撮影にも対応できる描写力。あと早くて安定性の高いシャッターも。そしてピントも、絞りも、シャッタースピードも全部マニュアル。もちろん見た目のカッコ良さも大事…これはSX-70を開発していた時にエドウィン・ランド博士が思い描いたビジョンであると信じている。』

 

 

ワイドサイズのインスタントフィルムについて

 

 

ワイドサイズのインスタントフィルムの一番の魅力はやはり写真のサイズ感だと思います。L判の写真より少し小さめですので、いわゆる「インスタント写真」というより「現像されたL判写真」に近い「所有感」があって懐かしく感じます。

また、画角も広いことと、撮ったその場でプリントができるので、人が集まるパーティーやイベント、そして景色がきれいアウトドアなどで幅広く楽しめます。

 

 

最後、「RF70」(プロトタイプ)で撮った一部のテスト写真をアップしちゃいます。

 

※インスタントフィルムをデータ化するのがなかなか大変で、写真ではキレイに写っているのにスキャンされたデータを見るとイマイチですよね。「RF70」で撮った写真の良さをちゃんと皆様に伝えるために、もう少しデータ化の方法を探ります。もし良い方法があれば是非教えて下さい。

 

 

ということで、初回のブログでした。:)

 

「InstantKon RF70」の進捗について、現在着々と準備をしており、情報更新でき次第お知ら致します。今後発売に関する情報もこちらのブログで優先的に告知させて頂きます。発売まで今しばらくお待ちくださいませ。

 

最後までご覧頂き有難うございました。

次回はもう少し「RF70」の機能や使い方などについてご紹介させて頂きます。

是非チェックしてみてください。

 

 

小皿(IG: @kozara.blog)/ブログ管理人

 


PS. あ!告知するのが忘れました。MiNT製品日本公式Instagramアカウントは @mint_camera_jp で、「RF70」の公式ハッシュタグは #RF70 、 #instantkonrf70 です。宜しくお願いします。

 

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